子どもがいる家庭が知っておきたい、後悔しないダイニングテーブルの選び方

子どもがいる家庭が知っておきたい、後悔しないダイニングテーブルの選び方

お子さんと一緒に使うダイニングテーブルを選ぶにあたり、「何を重視すればいいのかわからない…」「子どもの成長に合わせて、できるだけ長く使いたい…」という方も多いのではないでしょうか。この記事では、そのような悩みを少しでも解消できるように、購入後に後悔しないためのダイニングテーブルの選び方や、子どもがいる家庭におすすめのダイニングテーブルについて紹介します。

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ダイニングテーブル選びの前に知っておきたいこと

はじめてのダイニングテーブル選びでは、しっかりと検討して購入したつもりが、「実際に食事をしてみると、思ったよりも狭くて使いづらかった…」「テーブルと椅子の高さが合っていなかった…」と後悔した経験を持つ方が少なくありません。まずはじめに、自分たちの生活や体に合うかどうか?を見極めるためのポイントについて整理します。

ダイニングテーブルの最適なサイズは、様々な要素で変動する

ダイニングテーブルの最適なサイズは、下記に紹介するような要素によって変動します。まずは、自分たちに必要なサイズを計算し、その後、実際に置けるか?十分な導線が確保できるか?を考えるとよいでしょう。

最適なサイズを決める主な要素
【1人分のスペース】
1人分の食事に必要なスペースは、幅60cm×奥行40cm前後だといわれています。これは、1人分の食器を並べ、隣の人に肘などが当たらないために最低限必要なスペースになるため、これよりも小さなサイズの場合、窮屈に感じる可能性があります。また、テーブルの上に食器をたくさん並べたい場合や、ゆったりと食事を楽しみたい場合などは、1人分のスペースを少し大きめに確保するとよいでしょう。
【家族の人数】
1人分のスペースに家族の人数を掛けることで、家族での食事に必要なサイズを計算できます。例えば、4人家族なら幅120cm×奥行80cm前後、6人家族なら幅180cm×奥行120cm前後になります(1人分のスペースを幅60cm×奥行40cm前後で計算した場合)。同じ4人掛けと表記された商品でも、メーカーごとにサイズは異なるため、実際のサイズをしっかりと確認するようにしましょう。
【食事のスタイル】
テーブルの上に食器をたくさん並べる場合は、奥行を少し広めにとるのがおすすめです。一方で、大皿を囲む場合は、奥行を少し狭くすることで料理が取りやすくなります。また、鍋やホットプレートを使った料理が多い家庭も、奥行は少し狭めがおすすめです。
【部屋の広さ】
部屋の広さに対して、ダイニングテーブルのサイズが大きすぎると、「椅子が十分に引けない…」「人が通るスペースが確保できない…」といった事態につながるため、十分なスペースが確保できるか?事前に確認しておきましょう。一般的に、椅子の出し入れに必要なスペースは、テーブルから75cm前後、通路に必要なスペースは、椅子から60cm以上だといわれています(人がすれ違うのに必要なスペースは、椅子から120cm以上)。

購入後に窮屈な思いをしないためには、食事や椅子の出し入れ、人の移動に必要なスペースを事前に確認しておくことが大切です。

また、「部屋の広さが足りない…」という場合は、椅子をベンチに変えることで奥行を減らすことができます。ベンチを壁付けにすれば、壁が背もたれになってくれるので、背もたれがないタイプでも安心です。

別売りの椅子や海外ブランドは、差尺に注意

ダイニングテーブルの高さに対して、椅子の高さが高すぎたり、低すぎたりすると、「なんとなく落ち着かない…」「食事がしづらい…」といったストレスを感じる原因につながります。

購入後に後悔しないためには、テーブルの天板の高さと、椅子の座面の高さの差である「差尺(さじゃく)」を事前に確認しておくことが大切です。食事をする際の最適な差尺は、「座高÷3」だといわれています。

平均的な座高は、身長に0.55を掛けることで計算できるため、例えば、身長が160cmなら、座高は160×0.55=88cm。これを3で割ると、29.3cmとなります。

下記に、身長ごとの最適な差尺を記載していますが、家族の身長差が大きい場合は、背の高い人に合わせて選ぶようにしましょう。お子さんなど、高さが気になる場合は、お食事クッションなどを使うことで高さの調節ができます。

身長差尺(座高÷3)
150cm27.5cm
160cm29.3cm
170cm31.1cm
180cm33.0cm

ダイニングテーブルでパソコン作業や勉強などをする場合は、テーブルの高さを少し低くすると使いやすくなります。目安としては、上記の数字から2〜3cm引くとよいでしょう。

また、日本人よりも平均身長の高い欧米などのブランドは、テーブルや椅子の高さが、欧米の方の体格に合わせて高めに設計されている商品も多いため注意しましょう。特に、日本製のテーブルと、海外製の椅子を合わせる場合は、慎重に選ぶ必要があります。

お手入れの方法は、塗装(仕上げ)によって異なる

同じ木材の商品でも、塗装(仕上げ)の種類によってお手入れの方法は異なります。購入後に、「毎日のお手入れが大変…」と後悔しないためには、塗装ごとのお手入れ方法や注意点を事前に確認しておくことが大切です。

  • ウレタン(ポリウレタン・PU)塗装
    家具の表面をポリウレタン樹脂でコーティングする方法。汚れや水分が染み込みづらいため、コップの跡(輪ジミ)がつきにくく、汚れや飲みこぼしも簡単に拭き取ることができます。また、乾燥にも強いため、木材の反りや割れが起こりづらいという特長も。ただし、熱いものを置くと塗膜が白く変色する可能性があるため、鍋敷きなどを使うようにしましょう。
  • UV塗装
    UV樹脂を塗った家具に紫外線を照射することで、塗膜を固める方法。塗膜が厚く、熱や傷に強いのが特長。汚れや水分、薬品にも強いため、お手入れも簡単です。
  • ラッカー塗装
    樹脂などを、アルコールやシンナーなど揮発性の高い溶媒に溶かした塗料でコーティングする方法。塗膜が薄く、木材の肌触りを残すことができます。一方で、水分や熱、薬品には弱いため、アルコール消毒などによるお手入れは不可。ウレタン塗装同様に、コップの跡や鍋料理にも注意が必要です。
  • オイル塗装(オイル仕上げ)
    植物性オイルを家具の表面から染み込ませ、内部に浸透させる方法。塗膜を作らないため、木材本来の肌触りをそのまま残すことができます。一方で、汚れや傷がつきやすいため、定期的にオイルを塗る必要があります。また、調湿作用があるため、木材の反りや割れが起こる可能性も。

お手入れの手軽さや自然な肌触りなど、重視するポイントや基準は家庭によって様々です。まずは、塗装ごとの特長を把握し、実際の生活をイメージしながら、自分たちの生活に合うかどうか?考えてみましょう。

ウレタン塗装UV塗装ラッカー塗装オイル塗装
防汚性×
自然な肌触り××

子どもがいる家庭のダイニングテーブル選び3つのポイント

小さなお子さんは自分の周りのものに興味を示す一方で、まだ、何が危険か?判断がつきません。そのため、家の中にあるありとあらゆるものが子どもにとっては魅力的であり、ときに事故や怪我の原因になります。

そこで、絶対に押さえておきたいのが「安全な形状や素材」であること。また、快適に長く使うためには「離乳食期の使い勝手」「耐久性」も確認しておきたいポイントです。

1.安全な形状や素材

日本製のダイニングテーブルの天板の高さは、72cm前後だといわれています。これは、1歳前後の子どもの身長とほぼ同じです。そのため、万が一、お子さんが天板に頭などをぶつけても安全なものを選ぶ必要があります。

  • 天板の形状
    小さなお子さんは頭が大きいので、重心が高く、バランスを失って転びやすいため、天板は角が尖っていないものを選ぶと安心です。市販のコーナーガードでも対策できますが、お子さんが剥がしてしまったり、粘着テープの跡が残ってしまうことも。
  • 天板の素材
    子どもは、大人よりも視野が狭く、空間を把握する能力が未熟なため、テーブルの下に落としたおもちゃを拾って立ち上がるときに頭をぶつけることも。木材には衝撃を吸収する力があるため、ガラスや大理石の天板に頭をぶつけた場合よりも衝撃が和らぐといわれています。
  • 脚の形状
    小さなお子さんはテーブルの上に登ろうとすることもあるため、4本脚や2本脚など、子どもの体重がかかっても傾かないような安定したものを選ぶようにしましょう。また、子どもは、ちょっとした隙間でも入ろうとするため、子どもの体が挟まってしまうような複雑なデザインは避けたほうが安心です。

2.離乳食期の使い勝手

生後5〜6ヶ月ごろからはじまる離乳食は、子どもが食事への興味を持ち、食べることの楽しさを学ぶ大切な時期です。ダイニングテーブルがお子さんの体に合わなかったり、大人が食べさせづらかったりすると、お子さんが離乳食を食べなかったり、離乳食の時間がお互いにとってストレスになってしまうことも。

離乳食期は、下記に紹介するような内容を押さえておきましょう。

  • 天板の大きさ
    小さなお子さんは周りのものに興味を示し、大人の食事や鍋など、テーブルの上に置いてあるありとあらゆるものを触ろうとします。そのため、奥行は広めのものを選び、お子さんが触ると危険なものは、お子さんから遠くに置くと安心です。
  • 脚の形状
    お子さんを短辺(お誕生日席)に座らせる場合は、4本脚がおすすめです。2本脚の場合、椅子をテーブルの奥まで引き寄せることができず、お子さんとテーブルの間に隙間ができてしまうため、食べこぼしなどでテーブルの下が汚れる原因につながります。
  • 椅子の種類
    離乳食は水分が多く、お子さんの口元まで距離があると食べさせづらいため、座面が広い椅子は避けたほうが安心です。椅子をベンチに変えることで、お子さんの隣にぴったりと座ることができます。また、座面が360度回転する椅子なら、少ない動きで体の向きを変えられるので、離乳食期にもおすすめです。

3.汚れや傷に対する耐久性

ダイニングテーブルは毎日使うものなので、どうしても汚れや傷がついてしまいます。特に、子どもがいる家庭では、食べこぼしによる汚れや、おもちゃによる傷など、何かとトラブルが多いもの。

できるだけ子どもを叱らずに、楽しく食事をさせてあげるためには、汚れや傷に対する耐久性が高いものを選ぶのがおすすめです。

  • 天板の素材
    小さなお子さんはスプーンやフォークなどでテーブルを傷つけてしまうこともあるため、傷に強いものや傷が目立ちにくいものを選ぶようにしましょう。木材には、やすりがけなどをすることで傷が目立ちにくくなるものもあるため、万が一、傷がついたときも安心です。
  • 天板の塗装(仕上げ)
    お子さんが小さいうちは、食べこぼしや飲みこぼしなどでテーブルを汚してしまうため、防汚性に優れた塗装のものを選ぶと安心です。塗装については、こちらで解説しています。
  • 椅子の素材
    お手入れの手軽さを重視するなら、防汚性に優れた合成皮革がおすすめ。背もたれや座面が取り外し可能なものであれば、食べこぼしなど、椅子の隙間に挟まった汚れも簡単に掃除できます。汚れや水分に弱いファブリックは避けたほうが安心ですが、どうしても使いたい場合は、椅子から取り外して洗濯できるカバーリング仕様のものを選ぶとよいでしょう。

先輩ママとパパが選ぶ、子どもがいる家庭におすすめのダイニングテーブル

ここからは、子どもがいる家庭でも安心して、快適に長く使えるダイニングテーブルを厳選して紹介します。

機能付きダイニングテーブル

■伸長式食堂テーブル | カリモク家具

伸長式テーブルは、天板のサイズを自由に変えることができるため、「食事の時間は天板を伸ばしてゆったりと。普段は天板を縮めてすっきりと」といった使い方ができます。特に、頻繁に来客のある家庭や、平日は食事の時間がバラバラだけど、週末は家族揃って食卓を囲むという家庭に人気です。また、将来家族が増えたときや引越しをしたときに、ダイニングテーブルを買い替える必要がないのも魅力。

<サイズ>
DT5973 / 幅:126cm〜165cm × 奥行:85cm × 高さ:68cm
DT6473 / 幅:134cm〜180cm × 奥行:90cm × 高さ:68cm
DT7473 / 幅:154cm〜200cm × 奥行:90cm × 高さ:68cm

■食堂テーブル 配線対応 | カリモク家具

天板中央に配線ダクトが付いているため、鍋やホットプレートを使った料理が多い家庭や、ダイニングテーブルでパソコン作業などをする家庭におすすめです。また、配線ダクトの下にはコード受けが付いているので、電源タップや余ったコードなどもすっきり収納することができます。

<サイズ>
幅:180cm × 奥行:100cm × 高さ72.3cm

ダイニングテーブルセット

■ダイニングベンチセット 4人掛け | LOWYA(ロウヤ)

楽天ランキングの「ダイニングセット部門」で1位を獲得した人気商品。天板下の隠しスペースは、ティッシュや文房具など、子どもから遠ざけたいものを収納するのにピッタリです。また、T字脚のダイニングテーブルとベンチの組み合わせなので、足元が広く、横から簡単に出入りすることができます。

<サイズ>
テーブル / 幅:140cm × 奥行:80cm × 高さ71.5cm
チェア / 幅:52cm × 奥行:58cm × 高さ69cm(座面の高さ43cm)
ベンチ / 幅:110cm × 奥行:38cm × 高さ42cm(座面の高さ42cm)

■ダイニングセット 4人掛け

天板や座面の高さを少し低めに設定することで、設置したときの圧迫感を軽減し、子どもが安心して使えるように考慮された、ダイニングセット。座面は360度回転するため、椅子を引かずに、子どもを椅子に座らせたり、椅子から降ろすことができ、小さなお子さんがいる家庭におすすめです。

<サイズ>
テーブル / 幅:150cm × 奥行:90cm × 高さ66cm
チェア / 幅:63cm × 奥行:55cm × 高さ82cm(座面の高さ39cm)

サブスクリプションサービス

ダイニングテーブルなどの大型家具は、購入後に「やっぱり、別のものがよかった…」と後悔しても、費用や手間などを考えるとそう簡単には買い替えられないものです。そのため、「気になる商品はあるものの、なかなか購入に踏み切れない…」という方も多いのではないでしょうか。

家具のサブスクリプションサービスなら、気になる商品を自宅でお試し利用してみて、気に入った場合はそのまま利用を継続、気に入らない場合は返却または、ほかの家具と交換することができます。

特に、子どもがいる家庭には「CLAS 」がおすすめです。CLASは、月額440円から利用できるため、ほかのサブスクリプションサービスよりも初期費用を安く抑えることができます。また、最低利用期間や返却手数料はなく、組み立て設置などがサービスに含まれているのも魅力。

さらに、家具にある程度の汚れや傷がついてしまっても、追加料金は一切かからないため、小さなお子さんがいる家庭でも安心して利用することができます。

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