もしかして今、こんな状態ではありませんか?
・周りが次々と中学受験塾に通い始めて焦っている
・「合格できそうか」と聞きたいけど、本音は「やるべきか」がわからない
・子どもの将来を思うと、不安で眠れない
私は大学生の頃から学習塾の運営に携わり、いまも経営をしています。
そして今、最も多い問い合わせがこれです。
「うちの子、中学受験、合格できそうですか?」
でも本当に問うべきは、そこではありません。
中学受験すべきかで悩む親の「本当の不安」
表面上は「合格できるかどうか」。
でも本質は違います。
・やらせなかったら後悔するのでは
・取り残されるのでは
・学歴がないと将来不利になるのでは
首都圏では小6の半数以上が中学受験する学校もあります。
流れに乗らないことが怖い。
でも、私は経営者として別の恐怖を見ています。
それは——
AIが加速する社会で「学歴」だけが武器になる時代は終わるという現実です。
AI時代に「高学歴」が持つ意味
私は事業を拡大しようとする中で、常に考えています。
・人に頼らない仕組みをどう作るか
・脳作業をAIに置き換えられないか
・身体性や創造性に価値を乗せられないか
つまり、
「正解を出せる人」よりも
「問いを作れる人」が強い社会になる。
中学受験は「正解処理能力」を磨く訓練にはなる。
しかし、それだけでは足りない。
だから私はこう問います。
その受験は、子どもの未来に接続していますか?
中学受験をやって良かった家庭のリアルな特徴
これは、実際に何百家庭も見てきた私の一次情報です。
① 子どもが素直
先生のアドバイスを聞き、行動を変えられる。
天邪鬼タイプは本当に苦労します。
② 子ども主導
親の夢ではなく、本人の意思。
「やらされている受験」はほぼ失敗します。
③ 努力が当たり前
勉強を特別視しない。
歯磨きと同じレベルでやる。
④ 親子仲がいい
これ、想像以上に重要です。
受験は6年生の1年間、家庭の空気を支配します。
空気が悪い家庭は、子どもが潰れます。
よくある誤解
誤解①:早く始めれば勝てる
→違います。燃え尽きる子が増えるだけ。
誤解②:偏差値が高い学校=幸せ
→その学校が合うかどうかが全て。
誤解③:受験しないと将来不利
→本気で言います。時代は変わっています。
私が忘れられない失敗
ある家庭。
お母さんが熱心でした。
子どもは素直でしたが、「やりたい」と言ったことはありませんでした。
ある日、面談でポツリ。
「僕、もう疲れた」
あの目を、私は忘れません。
合格はしました。
でも、その子はその後、自信を失いました。
合格=成功ではない。
これは塾経営者としての、苦い実感です。
中学受験を検討する前のチェックリスト
保存推奨です。
□ 子どもが自分の意思でやりたいと言っている
□ 家庭の雰囲気が安定している
□ 勉強以外に安心できる居場所がある
□ 親が偏差値に振り回されない覚悟がある
□ 合格しなくても受け止められる
3つ未満なら、一度立ち止まるべきです。
やってはいけないこと
・「あなたのため」と言いながら親の承認欲求を乗せる
・他の家庭と比較する
・点数で人格を評価する
・親がイライラをぶつける
受験は学力テストであって、人格テストではありません。
具体的対処法
もし今、迷っているなら。
今すぐできる一歩
- 子どもに「やりたい?」と真顔で聞く
- 親の本音を書き出す(恐怖か?見栄か?)
- 受験しない未来も想像してみる
これだけで、かなり整理されます。
専門的視点(わかりやすく)
子どもの発達段階では、
・抽象思考が安定するのは中学生以降
・自己決定感が自己効力感を生む
つまり、
「自分で決めた努力」は伸びるが
「やらされた努力」は折れる。
中学受験は、この分岐をはっきりさせます。
夜遅く、机に向かう小6。
リビングでは親が過去問の合格ラインを調べている。
子どもは気づいている。
親の不安を。
そして思う。
「落ちたら、がっかりされるのかな」
この空気の中で、
本当に伸びると思いますか?
まとめ
中学受験すべきか。
答えは一つではありません。
でも私は断言します。
子どもが主役でない受験は、やらない方がいい。
AI時代に必要なのは、
・考える力
・挑戦する力
・自分で決める力
学歴は武器になる。
しかしそれは、人格の土台があってこそ。
最後に。
「受験をさせるか」ではなく
「どんな大人になってほしいか」から逆算してください。
これが、塾経営者としての本音です。
