・家族が亡くなった直後で、まず最初に何をするべきかで悩んでいる人
・余命宣告を受けた家族がいて、葬儀について、考え始めている人
家族が亡くなって悲しんでいるときだとしても、すぐに葬儀の準備を始めなければなりません。私は、数年前に父が亡くなったときに、事故死だったということもあり、気が動転していて、何から手を付ければわからず、途方に暮れてしまいましたが、どうにか自分で調べたり、人に聞いたりして、葬儀をとり行うことができました。
ただ、その過程で、家族内で揉めたり、Webやブログなどに書かれていることと異なる事態が起きたこともありました。今回は、実体験をベースに、そのときに起こったことや葬儀社さんから聞いたことなどをもとに、「この記事を読んで、葬儀の準備が進めやすくなった」という内容に出来たらと思います。
・葬儀場を選ぶ前に、必ずやっておくべきこと
・家族が亡くなった場合、どんな基準で葬儀場を選ぶと良いか
・葬儀場を決めた後、葬儀までの準備とその手順
・遠方地域で亡くなり、地元にご遺体を移送するときに抑えておきたいこと
・葬儀準備と並行して、着手しておきたい遺品整理
とりあえず、準備の話よりも「今すぐに葬儀社を見つけたい」という人は、全国の葬儀場が検索できるWebサイト「いい葬儀」をご覧ください。
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葬儀場に連絡する前に必ずやっておくべきこと
この記事を見ている人は、もしかしたら親族や大切な人が亡くなってすぐかもしれません。悲しい気持ちでいっぱいになりながら、「自分が動かないと何も進まない」と思って、色々と記事を読んでいるかもしれません。
そんな方の少しでも力になれれば良いなと思います。まず、この章では、葬儀場に連絡する前にやっておきたいことについて、私の経験を踏まえて、書いてみます。
喪主決定
ご親族が亡くなった際、最初に決めるのが「喪主」です。基本的には、「故人の配偶者」がいる場合は、配偶者が喪主となることが通例ですが、配偶者が憔悴していて、葬儀での「挨拶」が難しいなど、喪主を務めるのが難しいと判断される場合は、故人のご子息を喪主とすることもあります。
そんな喪主を決める優先順位をまとめてみました。
- 故人の指定した人(遺言による)
- 故人の配偶者
- 故人のご子息(男)
- 故人のご子息(女)
- 故人の両親
- 故人の兄弟姉妹 など
私が父の葬儀をした時は・・・
私の父が亡くなった際は、母が憔悴しきってしまっていたのですが、他の親族の目もあったので、名目上は母を喪主として、実質的な喪主を私としました。その際、葬儀での挨拶は、最初の1〜2分は私が述べて、その次に母が簡単な一言を述べるようにしました。
死亡診断書または死亡検案書を病院で取得
必ず、病院で死亡診断書(または死亡検案書)を発行してもらいましょう。死亡診断書と死亡検案書の違いですが、死因がわかっている場合は「死亡診断書」、死因がはっきりしない場合は警察による検死が行われるので、「死亡検案書」となります。
死亡診断書(検案書)が必要な理由
死亡診断書(検案書)は下記の理由で、必ず病院から発行してもらってください。
・死亡を知った日から7日以内に、役所へ「死亡診断書」・「火葬許可申請書」を提出し、火葬許可証を受け取る
*火葬許可証と「埋葬許可証」は同一書類になっていて、火葬終了後は埋葬許可証が返却される
・金融機関などへの事務手続きに必要
死亡診断書(検案書)の発行料金
死亡診断書は、病院によって料金が異なります。平均的には、3,000円〜10,000円程度となることが多いようです。ちなみに、私が受け取った病院では、5,000円(税抜き)でした。
その一方で、死亡検案書は検案料や遺体の移送費用、その保管費用などがかかるため、少なくとも3〜4万円はかかることを想定しておいた方が良いです。
死亡診断書(検案書)は必ずコピー
死亡診断書(検案書)必ずコピーを取りましょう。というのも、生命保険会社(死亡保険金受け取りのため)や金融機関、(仕事が現役の場合は)会社、(埋葬料受け取りのため)健康保険組合など様々な機関に提出する必要があります。
目安としては、10部程度はあった方が無難です。我が家では、証券会社1社、銀行2社、生命保険会社3社、勤務先、不動産を名義書き換えなどの事務手続き数部必要でしたので、10部でギリギリでした。
死亡届の提出
死亡診断書(死亡検案書)の左側が死亡届になっていることが多いです。左側は、遺族が記入するようになっていて、それを記入後、故人の本籍地・死亡地・故人の現住所のある役所に、死亡がわかってから7日以内に届け出を行います。
ただし、葬儀日程やその詳細を決めなければならないので、かなり忙しいことが予想されます。そこで、葬儀社が既に決まった場合は、葬儀社が代理申請してくれますので、聞いてみるようにしましょう。
① 死亡診断書の発行料金の相場は、3,000円〜10,000円。(5,000円が多いかも)
② 必ず死亡診断書(検案書)は10部程度コピー
③ 死亡届の提出は「死亡がわかってから7日以内」(葬儀社が代理申請してくれる可能性大)
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実際に選んでみて気づいた「葬儀形式を選ぶ基準」とは
さて、それでは、この記事の本題に入っていきましょう。故人に合わせた葬儀プランを選ぶために、下記の質問に答えてみてください。
- 故人の仕事について
- 故人は仕事をしていましたか?
それぞれの葬儀プランをもとに、どういう基準で、葬儀場を選ぶと良いのかを筆者の経験からご紹介します。なお、筆者の父は、会社勤務でしたが、普通葬だけでなく、家族葬や一日葬なども視野に入れて、探していました。
そんな時に候補に挙がった葬儀形式とそれぞれの形式でお勧めな葬儀サービスをご紹介します!
4種類の葬儀形式とおすすめ葬儀サービス
普通葬(社葬含む)
平均費用:149万3,624円 (第4回お葬式に関する全国調査【2020年】)
上記の平均費用は、会葬者数によって見積と実費が大きく異なる可能性ありますので、これ以上にかかることも想定しておいたほうが良いでしょう。
故人が現役世代であれば、普通葬(社葬)が主な葬儀プランになると思いますが、多くの葬儀場がある中で、私がどんな基準で葬儀場を選んだのかをご紹介します。
自宅から近い場所
自宅から近い場所の方が良いです。というのも、葬儀で使用する写真や遺影など、自宅に取りに行かなければならないことも多々あります。うちの場合は、実家で犬を飼っていたので、散歩もしなければならないということで、自宅に近いところから探し始めました。
ターミナル駅から近い場所
私の父(故人)は、会社勤務であり、出張族で全国各地に仕事で飛び回っていたので、参列者が全国から来ることも想定すると、「新幹線や空港から乗り換えが少なく済むターミナル駅」に近い葬儀場を探しました。
良心的な価格
そして最後は、やはり良心的な価格かどうかは重要です。
筆者が葬儀を行った時、いい葬儀を利用して、葬儀場を選びました。その際に私がこのサービスを選んだポイントは下記のとおりです。
- 提携している葬儀場が5,000以上あるから、選択肢が豊富
- 葬儀の専門相談員が24時間対応で、故人やその家族にあった葬儀を選んでくれる
- 口コミ数が18,000以上掲載されているから、気になった葬儀場の選ぶ際の比較に役に立つ
- 深夜でも、対応がめちゃくちゃ早い
- 葬儀場や仏具店での「お得なサービス(割引など)」が受けられる
父の葬儀場を選ぶのに、実はすごく苦労しました。というのも、実家が千葉県で、亡くなったのが長野県で、しかも夏だったので、遺体の腐敗を考えるとなるべく早く葬儀場を決めて、遺体移送の手筈を整えなければなりませんでした。
しかも、私が東京に住んでいて、急死の知らせを聞いて、長野に到着し、遺体と面会したのは、21時過ぎでした。この時、家族は憔悴しており、家族のメンタルを支えるのでさえ、大変だったのに加えて、葬儀場と遺体移送を決めるというかなり深刻な状況でした。
しかし、家族がビジネスホテルで寝静まってから、いろいろな葬儀サービスに電話をして、深夜2時〜3時頃にもかかわらず、一番迅速に葬儀社の相談などに応じてくれたのが、「いい葬儀」でした。それだけでなく、葬儀社の口コミがその時の参考になりました。
というのも、母は「人の対応」をすごく気にする人だったので、口コミでどんな対応を受けたかなども把握することが出来て、すんなりと希望の葬儀社に決めることが出来ました。
現在、コロナ禍ということもあり、感染症対策について、気になる方がほとんどだと思いますが、口コミで感染症対策が行われているかどうかも確認することが出来るので、おすすめです。
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家族葬
平均費用:96万4,133円 (第4回お葬式に関する全国調査【2020年】)
葬儀形式として、人気があるのが、「家族層」です。最近では、セレモニーホールや斎場以外にも、自宅で行うことも増えてきているようです。
そこで、家族葬を行う際に、斎場を選ぶポイントをまとめてみました。
参列者の人数
家族葬と言えども、どのくらいの参列者が予想されるのかで、選ぶ葬儀場が異なります。特に、自宅で葬儀をする場合は、参列者の人数によって、駐車場が確保できないことや棺が入らないなどの制約があります。また、参列者が多くないにもかかわらず、式場が大きいと式場代が高くついてしまいますので注意が必要です。
また、喪服の人や僧侶が出入りすることで、家族が亡くなったことが、近隣の人に知られてしまいます。そのため、あまり近隣の人に知られてたくない人は、自宅で家族葬を行うのは避けた方が無難です。
駅やバス停などから近い
参列者が数十人規模になる場合は、葬儀場やセレモニーホールなどで行うことが予想されます。その場合、普通葬と同様に、できる限り駅やバス停などから近いところを選ぶのがおすすめです。
心に残る家族葬(家族葬・自宅葬プラン)
【料 金】
資料請求で488,000円(税込)
⇔平均費用:96万4,133円(第4回お葬式に関する全国調査【2020年】)
家族葬を行うのであれば、火葬料金込みで、追加費用なしの「心に残る家族葬」がおすすめです。おすすめな理由は下記の通りです。
- 遺体移送、斎場利用料、火葬費、役所手続きなど、全ての費用が低価格な定額なので、追加費用がかからない。
- 直葬・一日葬・家族葬・普通葬が低価格で選べる
- 業界でも珍しい「自宅葬」が可能
- 全国3,500箇所と提携しているので、選択肢が豊富
この「心に残る葬儀」は、家族葬を行うのであれば、「追加費用が一切かからないこと」と「自宅葬」が行える点でおすすめです。そして、家族葬の平均価格と比べると「50万円以上」もお得なところは、選びやすいポイントと言えます!
費用に関しては、実際よりも、飲食代やお花代などを含めると、当初の見積もりよりも遥かに高い請求が来ます。しかも、葬儀で忙しいだけでなく、身内の心配もありますので、あまり費用について、細かく確認する余裕もないのが現状です。
そんな時に、知らぬ間に膨れ上がった追加費用を支払わなくて済むのは、その後、仏壇や墓石などを購入することを考えると助かるポイントだと思います。
また、最近では、コロナ禍ということもあり、自宅葬も増えつつあります。
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一日葬
平均費用:85万1,461円 (第4回お葬式に関する全国調査【2020年】)
コロナ禍で、最も注目が集まっている葬儀プランが「一日葬」です。このプランは、通夜を行わずに、一日で告別式と火葬を行う形式です。そのため、通夜の斎場費用や飲食代金、会葬礼品などが抑えられるので、全体的な費用と時間が節約できます。
また、遠方から親戚・友人などが来られる際、普通葬だと、宿泊施設の手配と費用がかかりますが、一日葬だと、それらが不要となるケースが多いです。というのも、一日葬の場合、告別式の始まりが午前11時や正午から行われることが多いためです。
基本的な流れは、通夜がなくなるだけで、それ以外は普通葬と同様の流れとなります。では、一日葬を選ぶ際のポイントはご紹介します。
式場利用料
一日葬は、一日で完結する葬儀ですが、斎場によっては、二日間の斎場利用料がかかってしまうところもありますので、事前にチェックしておくことが必要です。
開始時刻
一般的には、一日葬の場合、11時〜正午頃からスタートとしている斎場があります。しかし、最近では夕方から行える斎場も増えてきていますので、参考にしてみるのも良いと思います。
【注意】一日葬と決断する前に・・・
一日葬は、新しい形の葬儀プランです。そのため、宗派や菩提寺によっては、許可されない(協力を得られない)可能性があります。というのも、一般的には、仏教での葬儀は、「通夜」→「告別式」→「火葬」を基本としています。
御住職と一度相談することをおすすめします。
心に残る家族葬(一日葬プラン)
【料 金】
(資料請求の場合)328,000円(税込)
⇔平均費用:85万1,461円(第4回お葬式に関する全国調査【2020年】)
心に残る家族葬(一日葬プラン)では、通夜を行わずに、追加料金なしで葬儀を行うことができます。着席人数は50名様までとなっておりますが、家族や親戚、ご友人の少人数で行う予定の一日葬であれば、十分だと思います。
告別式は、火葬を行う2時間前からですので、遠方のご親戚やご友人が来る際も、宿泊施設の手配の手間を考えなくてもOKです。(もちろん、ご親戚のご要望にもよりますが、、、)
そして、費用も平均費用と比べて、50万円以上もお得なところも、選びやすいポイントです。
普通葬や家族葬とは異なり、一日葬プランは「通夜」と「精進落とし」が行われませんので、念の為、このプランの流れとプラン内で提供されるサービス内容をご紹介します。
ご逝去された後、ご遺体搬送。
なお、搬送の「寝台車」は最長50kmまでプラン内での提供となります。
打ち合わせによる葬儀プランによって、正式な見積金額が決定。
【プラン内提供内容】
・安置期間:最長3日
※4日目以降は10,000円/日
・ドライアイス:最長3日
・枕飾り一式
・役所・火葬場手続きの代行
【プラン内提供内容】
・棺
・仏衣一式
・お棺用布団
葬儀スタッフがご遺族の協力のもと、旅支度などを行い、御納棺します。
【プラン内提供内容】
・生花祭壇
・式場
・寝台車(最長50km)
・遺影写真セット
・受付セット
・司会・運営スタッフ
・立て看板
・祭壇用供物
・焼香設備
【プラン内提供内容】
・寝台車(最長50km)
・火葬料
・収骨容器
【プラン内提供内容】
・自宅飾り一式
・会葬礼状
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遠方や交通事故、夏に亡くなった場合はどうする?
父が亡くなった時が、まさに上記の「遠方で交通事故で、夏に亡くなった」ので、その際に葬儀選びが迷ったり、悩んだこと、そしてその解決策について書いてみようと思います。
突然の遠方での交通事故だったので、「遠距離の遺体移送」できる現地の葬儀社や遺体移送専門業者を探さなければなりませんでした。そこで、遺体を安置させてもらっていた病院で、提携している専門業者を紹介してもらって、移送することが出来ました。
病院の受付に相談すると遺体移送可能な業者を紹介してくれる可能性がありますので、聞いてみるのが良いです。
また、夏場だと遺体を安置する冷凍庫がいっぱいになってしまうことが想定されるので、葬儀社としては、なるべく早めの日程で葬儀を執り行いたいのが現状です。そのため、夏場はなるべく早めに複数の葬儀社に問い合わせて、希望する日程が空いている葬儀社をリストアップしておくのがおすすめです。
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直葬(火葬式)
平均費用:44万5,376円 (第4回お葬式に関する全国調査【2020年】)
都心部では、直葬で行うケースも増えてきています。これは、ご近所などの人付き合いが以前よりも減ったことや遺族の経済状況、喪主の高齢化などによるものと考えられています。
では、直葬で斎場を選ぶ上で、ポイントになる点をご紹介します。
格安過ぎる葬儀場は要注意
上記の「平均費用」でもご紹介しましたが、平均費用は44万円前後とされています。にもかかわらず、10万円程度で広告しているところもありますが注意が必要です。
というのも、必要なサービスや物が含まれていない場合も多く、追加料金がかかることもあるので、格安プランはおすすめです。
心に残る家族葬(直葬プラン)
【料 金】
(資料請求の場合)
通夜・告別式・初七日法要無し:136,000円(税込)
⇔平均費用:44万5,376円(第4回お葬式に関する全国調査【2020年】)
このプランは、心に残る家族葬の中でも、非常に人気のあるプランで、「通夜・告別式・初七日法要無し」は、全体の約半数が選んでいる人気プランとなっています。
しかも、「打ち合わせでの見積額より請求額が高い場合は、『全額返金保証』」となる制度も設けられています。しかも、業界最安値という事も特徴です!で直葬の希望がある方には、とりあえず一度問い合わせをしてみるのをお勧めします!
では、具体的にどのような流れになるのかも併せて、ご紹介します。
ご逝去された後、ご遺体搬送。
なお、搬送の「寝台車」は最長50kmまでプラン内での提供となります。
打ち合わせによる葬儀プランによって、正式な見積金額が決定。
【プラン内提供内容】
・安置期間:最長3日
※4日目以降は10,000円/日
・ドライアイス:最長3日
・枕飾り一式
・役所・火葬場手続きの代行
【プラン内提供内容】
・棺
・仏衣一式
・お棺用布団
葬儀スタッフがご遺族の協力のもと、旅支度などを行い、御納棺します。
【プラン内提供内容】
・寝台車(最長50km)
・火葬料
・収骨容器
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斎場・葬儀形式決定後に行う手続き・作業
斎場・葬儀形式が決まったら、どんどん決めないといけないことが降ってきます…。ちなみに、私の場合、二日間くらいほとんど寝れなくて、通夜の前日に倒れそうになったくらい、やることが山積みになりますので、これから書く内容を参考にしてみてください。
ご遺体移送
念の為ですが、ご遺体移送には、「死亡診断書(死亡検案書)」が必要となりますので、逝去した病院で発行してもらう必要があります。
遺体移送は「葬儀を行う葬儀社」だけ?
私の場合、父が遠方で事故死だったということもあり、一番大変だったのが、遺体移送でした。というのも、遠方地だったことに加えて、気温が高い日が続いた日だったので、なるべく早く遺体移送しなければいけませんでした。
既述しましたが、病院のスタッフの方も非常に親切にしていただいて、病院提携の葬儀社に、長距離移送のみをお願いしました。本来であれば、移送は葬儀を行う葬儀社が担当することが多いのですが、この場合は、移送先の葬儀社に事情を話し、移送と葬儀は別の葬儀社にすることが出来ました。
遺体移送の費用
さて、もう一つ大変だったのが、ご遺体の移送に関して、思いの外費用がかかります。実際に、私が父の遺体移送でかかった項目は下記のとおりです。
【車両費】
移送費用は、葬儀社や搬送企業によりますが、一定の距離まで(例:「10kmで15,000円」など)を定額とし、その距離以降は10kmごとに4,000円程度が加算されるところが多いようです。。
【ドライアイス代】
移送距離が長くなる場合、ドライアイス代が加算されます。うちの場合は、長野県から千葉県への移送(約360km程度)だったのに相まって、夏場だったので、8,000円程度のドライアイス代がかかりました。
【交代ドライバー】
長距離になれば、ドライバーは二人必要になります。そのため、交代ドライバー代が必要になります。
【(必要あれば)エンゼルケア費用】
うちは、早めに遺体移送して、葬儀社をエンゼルケアを行なったので、逝去した病院ではエンゼルケアを行なっていません。逝去した病院で、エンゼルケア(傷の手当てや鼻・口・耳への脱脂綿詰めなど)を行う場合は、その費用も加算されます。エンゼルケアは医療行為ではないため、病院によって、料金に違いがあります。10万円前後かかることがあります。
通夜と告別式の日程確定
葬儀日程の決め方
葬儀社と「通夜と告別式の日程」を決めることになりますが、その際、火葬場の空き状況と照らし合わせながら、決めていきます。火葬場の空き状況に関しては、葬儀社が都度確認してくれているので、その情報をもとに決めていくことになります。
なお、法律上、死後24時間が経過していないと埋葬や火葬をしてはいけないことになっています。
避けた方が良い日
六曜では、漢字から友を道連れにしてしまうとされている「友引」は避けた方が良いとされています。そのため、友引の翌日は、火葬場が混雑することが多いので、注意が必要です。
訃報連絡
訃報連絡する優先順位
訃報連絡は、親族の代表者的な人から連絡するのが無難です。親族に連絡した後は、仕事が現役かどうかで対応が変わります。結論を言うと、もし故人が仕事が現役だった場合は、なるべく早めに「会社」に連絡するようにしましょう。
というのも、私の経験談なのですが、会社も全面的に葬儀に協力してくれる可能性があるからです。私の場合、父が会社の同僚とツーリング中に事故に遭ったため、その同僚から人事の連絡先を聞いて、すぐに連絡したところ、G.Wにもかかわらず、会社の方々が、受付や会場誘導をしてくださいました。
連絡が遅かったら、協力出来ないことも多かったということを人事部長から聞いて、早めに会社には連絡しておいた方が良いようです。
次に、連絡するのが良いのが、「菩提寺」です。お経を読んでいただく僧侶の日程と葬儀の日程を合わせることを考えるとなるべく早めに連絡しましょう。これは、私自身の失敗談なのですが、菩提寺への連絡が遅れてしまい、僧侶の日程と葬儀の日程が合わず、他の寺院の僧侶にお願いせざるを得ませんでした…。
最後に連絡するのは、故人の友人で良いでしょう。
① 親族
② (故人が仕事現役だった場合)会社
③ 菩提寺
④ 友人
僧侶の法施
お布施の一般的な相場:15〜50万円程度
お車代:5千円〜
基本的には、菩提寺の僧侶に法施はお願いすることになりますが、菩提寺の僧侶が既に法事や他の葬儀の法施が入っている場合は、菩提寺の僧侶以外にお願いすることも可能です。
実際、私の場合、菩提寺の御住職が他の法事と法施が入っていて、時間調整が上手く行かなかったこともあり、他の僧侶にお願いすることにしました。
お布施の表書きは、「お布施」や「お経料」と書くのが一般的です。
宗旨と家紋の確認
宗旨の確認
宗旨とは、「仏教」などの宗教の中でも、「天台宗」や「浄土真宗」などのようなものを言いますので、確認しておくようにしましょう。
家紋の確認
家紋は、出来れば確認しておく方が良いです。特に、何かに登録しておくものではないのですが、「家の墓石」に彫られていることが多いので、予めチェックしておいた方が良いです。
精進料理の品・飲み物・茶菓子を決める
精進料理でお出しする「食事」や「飲み物」、「茶菓子」を決めます。ここで、失敗談も踏まえてですが、少し多めに注文しておいた方が良いです。というのも、足りなくなった場合、追加注文しなければならず、費用が割高になることがあるので、なるべく多めに注文しておくことがお勧めです。
通夜までに戒名は必要?
これまでは、お通夜までに菩提寺と相談して決めることが通例とされてきましたが、現在では、俗名でお通夜を行うことも増えています。ゆっくりと住職と故人の性格や人柄を話して、四十九日までに、戒名を作ることも増えてきています。
うちの場合も、四十九日までに御住職と故人の人生について話をして、戒名を作り、お位牌を作りました。その時のお位牌は、「いい仏壇」で御位牌を作ってもらえる近所の仏具屋さんを見つけました。
現在、「いい仏壇」では、クーポンを発行したお店で仏壇商品を購入した方に、ギフト券を購入金額に応じてプレゼントのキャンペーンを行なっています。
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遺影を選ぶ
遺影は、葬儀の日程やプランの詳細を決める際に、ご自宅に戻ったら、遺影にしたい写真をお持ちいただくように、葬儀社の担当者から指示があると思います。
私は、葬儀担当者から「なるべく5年以内の写真で、楽しい時の写真を選ぶようにするといいですよ」と言われました。また、選んだ葬儀場では、メモリアルコーナー(これまでの家族の写真などを飾るコーナー)が設置できて、そのコーナー用に家族で撮った写真を貼り付けることが出来ました。合計し40枚程度の写真を用意しました。
またそのコーナーには、父の遺影用の写真を使って、イラストを描いてくれました。各葬儀場によって、メモリアルコーナーの設営には違いがあると思いますので、その辺りも選ぶポイントにしていいと思います。
令状・返礼品の選定
令状や返礼品の選定は、葬儀プランなどを決定した後に、決めます。基本的には、令状・返礼品は、葬儀社が用意したものから選ぶことになると思います。金額に応じて、令状・返礼品が選べると思います。
返礼品を選定する際に注意!
返礼品を選定する際は、親戚に相談する方がいいかもしれません。というのも、父の葬儀を行なったのが、29歳の時で、親戚からは「ちゃんとした返礼品にしないと恥ずかしいからね」と言われました。
親戚からすると、返礼品は家柄を表すものと認識しているんだなと思います。
【故人が現役世代の場合】供花の配列
故人が現役世代の場合、通夜や告別式の開始直前まで供花の配列に悩むかもしれません。というのも、故人の会社・仕事の取引先の優先順位がわからないので、会社関係者から指示を受けながら、供花の配列を決めなければなりません。
受付などの役割分担
基本的には、親族が行うことが多いですが、故人が現役世代の場合は、会社関係者が受付を担当してくれることがありますので、会社にはなるべく訃報連絡は早めにしておいた方が良いです。
葬儀準備を進めながら、やっておきたい「遺品整理」
葬儀準備を進めながら、遺品整理を進めていった方が良いというのが、筆者の本音です。というのも、葬儀や四十九日が終わると始まるのが、「相続手続き」です。
要するに、故人が亡くなった1年は、忙しくて、遺品整理に着手出来ません。かと言って、葬儀から1年後になったらやるかというと、私は御恥ずかしながらやりませんでした。
遺品整理ができない理由は、下記の通りです。
・遠方に住んでいて遺品整理に行けない
・遺品整理する時間がない
・人手が足りない
・遺品整理は何から手をつけたらいいかわからない
そこで、おすすめなサービスが「ライフリセット」です。24時間365日対応可能で、遺品の処分だけでなく、「遺品の買取」や「遺品供養」、そして「部屋の掃除」までやってもらえます。
費用の支払いは、施行後に「現金」か「クレジットカード」で決済となります。Webからの問い合わせは、約30秒で簡単な項目を入力するだけで、簡単に問い合わせできます。
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最後に
私が、急遽、父の葬儀の喪主を行うことになり、正直、右も左もわからないまま、ググりながら、進めていきました。悲しむ間もなく、次から次へとやることが増えていきました。でも、葬儀社の人が、葬儀前後のことをほとんど全て、サポートしてくれました。
この記事を見ていただいている人は、故人が亡くなり大変な思いをされている方かなと思います。私から言えることは、口コミをしっかりと確認していい葬儀社を見つけてくださいということです。私は、運良く「いい葬儀」を通じて、サポートが手厚い葬儀社に巡り会うことができました。ぜひ、参考までに「いい葬儀」に問い合わせしてみてください。
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